当店HPで商品の価格をご覧になり、「え!?高くない?カルデ〇とか スタ〇のコーヒーより高いのでは??」と思われる方もいらっしゃるのではないかと思います。
まさに私がそのような感想を持ちました。
そもそも「スペシャルティ」という表現、自己過大評価しているようにも見えて気が引けるのですが、なにも私共の焙煎技術をスペシャルと表現しているのではなく、生豆の時点でスペシャルなんです。
コーヒー豆のランクは主に3段階に分類され、ピラミッド型で表現されます。
最高グレードの「スペシャルティコーヒー」は全体の5~10%と言われており、栽培から抽出に至るまで徹底した品質管理が行われます。特徴的な風味や酸味があり、この特徴を適切に引き出す焙煎を行うことにより、口当たりや後味の印象までも楽しんでいただけるコーヒーとなります。
次にグレードが高い「プレミアムコーヒー」は、生産地や農園などの情報をトレースできます。カフェなどで扱われるコーヒーで、特にスペシャルティと表現されていないものは、一般的に「プレミアムコーヒー」のグレードにあたるものが多い印象です。
この2つに次ぐ「コマーシャルコーヒー」または「コモディティコーヒー」と呼ばれるグレードのコーヒーは、大量生産され一般的に流通しているコーヒーで、品質も幅広いものになります。

スペシャルティコーヒーの概念の登場は、アメリカのコーヒー消費の変調に端を発します。1900年代後半、中南米の生産各国の大増産、輸出価格の過度な下落と競争の激化により品質の低下を招き、コーヒー離れが加速しました。そこで、コーヒー業界を再度盛り立てるために「高品質で個性的な味わいのコーヒー」を提唱する流れが生まれ、そのための研究や生産者との連携の在り方も見直されました。サステイナビリティとトレーサビリティ、フェアトレードといった考え方もこのあたりで頻繁に登場するようになってきたのでしょうね。
スペシャルティコーヒーの定義は日本スペシャルティコーヒー協会(SCAJ)のサイトに詳しく説明されています。https://scaj.org/about/specialty-coffee
スペシャルティと認められるための評価基準や方法が定められています。
そうはいってもコーヒーは嗜好品。誰もが共通して「美味しい」と感じる一杯を決めることや、満場一致の評価基準を設けることは実はとっても難しいと思っています。
スペシャルティコーヒーであろうとなかろうと、ご自身が幸せを感じるスペシャルな一杯を大切にしてください。
その一杯に、当店のコーヒーも仲間入り出来たら尚のことうれしく思います。
