コーヒーについて学ぼうとすると、当然ですがカタカナがたくさん登場し、これは地名なのか?種なのか品種なのか?混乱します。
当店で取り扱っている商品の説明で使用している情報は、生豆の仕入先であるマツモトコーヒーさんの情報を転記させて頂いているものですが、私自身 すべての情報をかみ砕けていない中での発信であることが気がかりでした。
例:当店商品「ニカラグア」の説明より 栽培エリア ● サンフェルナンド市バユンクン地域 農園主 ● オクタヴィオ・ペラルタ氏 農園面積 ● 75.13Ha (内)栽培面積:31.22Ha 栽培品種 ● カツアイ(100%) 標高 ● 1,357m 精製方法 ● ナチュラル 100%天日乾燥(アフリカンベッド使用)
カツアイ?ナチュラル?アフリカンベッドとは?農園面積や標高の情報がなぜ必要なの?そもそもニカラグアってどの辺り?等・・・
そこで まずはコーヒーの分類について整理してみました。
コーヒーノキの分類
◆属(植物の大分類):アカネ科コフィア属の常緑樹
◆種(植物の分類の基本単位):アラビカ、カネフォラ、リベリカ
◆品種(木の大きさや葉の形で区別される):ティピカ、ブルボン、ゲイシャ・・・
代表的な種
現在、商業用に栽培されているのは主に、 アラビカ種、カネフォラ種(ロブスタ種)の二種で、これに西アフリカ原産のリベリカ種を加えてコーヒーの三原種と呼んでいます。
| 種 | 原産地 | 特徴 |
| アラビカ種 | エチオピア | 食用や薬用としての利用から、13世紀ごろから焙煎され飲料としての利用が始まった。アラブ世界を経てヨーロッパに伝わり、世界中に広まる。 現在、中米・南米・アフリカ・アジアのコーヒー生産圏全域で生産され、全コーヒー生産量の70~80%を占める。一般に風味、香りともロブスタ種・リベリカ種に比べて優れており、 コーヒー消費の主流に位置する。 |
| カネフォラ
(ロブスタ)種 |
ビクトリア湖周辺~ 西アフリカ | アラビカ種に比べ強い耐病性と、高温多湿の気候への適応性が認められ、主に熱帯の低地で広く栽培されるようになった。 (ロブスタ=ラテン語で強靭や力強いといった意味を持つ) 主産地は、アフリカ、アジアなどで、アラビカ種の栽培に不適な高温多湿地帯で栽培されている。苦みが強いのが特徴で、ストレートコーヒーとしてではなく、アラビカ種に加えて味の調整用や工業用原料、インスタントコーヒーなどに利用されている。 日本では、主にアイスコーヒー用として広く用いられている。 |
| リベリカ種 | 西アフリカ リベリア |
独特の菱形の形状をしており、強い苦みが特徴。 現在、リベリアをはじめ、スリナム、ガイアナなど数カ国で生産されているが、生産量は極めて少なく、日本にはほとんど輸入されていない。 |
整理してみましたが、スペシャルティコーヒーは 100% アラビカ種 という事で、ここは深掘りする必要は無かったようです。
アラビカ種の主な品種
| 品種 | 説明 | 主な生産国 |
| ティピカ Typica | 最も原種に近い最古の栽培品種。名前の由来は「典型的な」「標準的な」という意味のスペイン語。(英語の「typical」から という説もあり)。現在では、100%ティピカのコーヒー豆は非常に少なくなっているが、品種改良の研究が進み、ティピカをルーツとする品種が複数流通している。 | ブラジル ペルー ルワンダ |
| ブルボン Bourbon | ティピカの突然変異種。ブルボン島に移植された木が起源とされている。ふくよかな甘みがありバランスがいい。 | ブラジル グアテマラ コロンビア |
| カトゥーラ Caturra (カツーラ) |
ブルボンの突然変異種。樹高が低く枝が密集しているため多くの木を植えることができ、収穫量が多い。また、環境に適応しやすため、中南米を中心に産地が広がる。軽やかな甘さがあり、ライトな口当たりが特徴。 | コロンビア コスタリカ |
| カトゥーアイ Catucai (カツアイ) |
カトゥーラとムンドノーボの人工交配種。高い収穫量と風味の質の良さから様々な農園で栽培がされている。アーモンドのような風味と強い甘みを持つ。 | ブラジル ニカラグア |
| ゲイシャ Geisha | エチオピア原種の一種。個性が際立っており、複雑で繊細な味わいがある。ほかの品種に比べて栽培が難しく、収穫量も多くないものの、近年の人気を受けて栽培国が広がっている。 | エチオピア パナマ |
| パカマラ Pacamara | ブルボンの突然変異種であるパカスと、ティピカの突然変異種であるマラゴジッペを人工交配させたもの。エルサルバドルの国立コーヒー研究所で生まれた。粒が大きいのが特徴で生産量はそれほど多くない。きれいなフレーバー、クリーミーな触感。 | エルサルバドル グアテマラ |
この 品種名が曲者で、地名であったり、ルーツを反映したものであったりするものが数百種類あるといわれており到底覚えきれません。品種については都度調べていく事にしました。
次回は、品種の違いとともに 味と香りを左右する「精製方法」についてまとめていきたいと思います。
